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西沙諸島でも埋め立て 

 【北京・石原聖】中国の全国人民代表大会(全人代=国会に相当)で7日、南シナ海を管轄する海南省の分科会が開かれた。三沙市トップの肖傑・党委書記兼市長は、ベトナムなどと領有権争いがある南シナ海・西沙(英語名パラセル)諸島で「ふ頭の建設や島しょの修復工事を行っている」と述べ、南沙(同スプラトリー)諸島だけでなく、西沙諸島でも海洋の埋め立てや施設建設を行っていると明らかにした。

     工事が行われているのは、同市が管轄する西沙諸島の永興(同ウッディー)島から4カイリ北の海域に位置。島と暗礁が七つ点在することから、中国では「七連嶼」と呼ばれている。

     香港メディアによると、同市は2014年、離島間の交通難を解消するため「七連嶼」の「北島」「中島」「南島」をつなげる計画を策定。15年から埋め立てを始め、一部を陸続きにした。「趙述島」ではふ頭を建設中。「七連嶼」の合計陸地面積を本来の約1平方キロから計15平方キロに拡大し、長さ3500メートルの滑走路や港湾を建設し、永興島と橋で接続するという。

     滑走路の長さから軍用機の離着陸が可能で「永興島より大きくなる」とも報道されており、点在する島と暗礁をつなげて一つの「島」を造り出す可能性もある。「趙述島」には「制服を着れば兵士、脱げば漁民」と言われる海上民兵の兵たん地もあるという。

     中国は西沙諸島に領有権争いはないとの立場で、今年に入り、地対空ミサイルや戦闘機を配備。年内には永興島に民間航空機が正式就航するとされ、実効支配を強める構え。ただ、西沙諸島では、米軍が1月、トリトン(中建)島の12カイリ内で「航行の自由」作戦を実施している。

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