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「冷酷な犯行」父親に懲役15年判決

名古屋地裁で裁判員裁判

 愛知県豊橋市で2012年、1歳未満の双子の次女と三女を相次いで虐待し死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた父親のトラック運転手、鈴木和也被告(36)の裁判員裁判の判決公判が7日、名古屋地裁であった。堀内満裁判長は「抵抗できない乳児に対して暴行を加えた危険で冷酷な犯行だ。いずれの行為も否定し、反省の言葉もない」などとして、求刑通り懲役15年を言い渡した。

     判決は2人の死因について「人によって意図的に頭部に力が加えられたため」と認定。暴行の機会があったのは鈴木被告だけであり、「事件後に鈴木被告が犯行を認めた」とする元妻の証言を信用できるなどとして、病院の過失や第三者による犯行の可能性を指摘し無罪を訴えた弁護側の主張を退けた。

     堀内裁判長は判決理由で「実の父親によって人生を絶たれた2人の無念さ、元妻の母親としての悲しみは深く大きい」と述べた。

     判決によると、鈴木被告は12年2月23日、風邪で豊橋市の病院に入院していた生後2カ月の次女紅玲愛(くれあ)ちゃんの頭を激しく揺さぶったり病院のベッドにたたきつけたりし、13年7月に低酸素脳症で死亡させた。12年7月12〜13日には自宅アパートで、生後7カ月だった三女望玲愛(みれあ)ちゃんの頭を激しく揺さぶるなどの暴行を加えて脳に損傷を与え、急性硬膜下血腫で死亡させた。【大野友嘉子】

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