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微量な涙で診断 鶴見大など

 目の強いかゆみや充血などを起こすアレルギー性の結膜炎にかかっているかどうかを微量な涙で診断できる方法を見つけたと、鶴見大や国立成育医療研究センター研究所などのチームが7日の米医学専門誌(電子版)に発表した。従来の採血の検査よりも患者の負担が少なく、実用化に向けた診断キットの開発も進めているという。

     アレルギー性結膜炎は花粉、ダニ、ハウスダストなどが原因で起こる。スギ花粉による場合は季節が変われば症状は治まるが、アトピー性皮膚炎に伴う結膜炎や、男の子がかかりやすい目の病気「春季カタル」などは、角膜(黒目)に炎症が起きるなど重症化する恐れがある。

     研究チームは、アレルギー性の病気との関係性が報告されている血液中のたんぱく質「ペリオスチン」が、涙にも存在することに着目。アトピー性角結膜炎(31人)▽春季カタル(7人)▽季節性のアレルギー性結膜炎(17人)−−の患者と、健康な人(18人)から涙を採取し、含まれるペリオスチンの濃度を測定したところ、健康な人からはほとんど検出されず、患者は濃度が顕著に高かった。

     また、アトピー性皮膚炎の患者の涙を調べると、濃度によって90%以上の感度で結膜炎の有無を判別できることも分かった。研究チームは「正確な診断ができれば不必要な治療をなくせる。ペリオスチンの濃度は重症度とも関連しており、その場で診断できるキットを開発したい」としている。【下桐実雅子】

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