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鴻海、主力行に条件見直し要請へ

シャープ本社=大阪市阿倍野区で2016年2月5日午後6時51分、宮武祐希撮影

 経営再建中のシャープの買収交渉で、台湾の電子機器受託製造大手、鴻海(ホンハイ)精密工業がシャープの主力取引銀行に対して支援条件の見直しを求める意向であることが8日、分かった。具体的には、みずほ銀行と三菱東京UFJ銀行の主力2行が保有するシャープの優先株の買い入れ規模を当初の1000億円から減額▽今年3月末に借り換え期限を迎えるシャープ向け融資(約5100億円)の金利引き下げ▽シャープ向けの新たな融資枠の設定−−などが柱。

     主力2行側は「シャープを支える姿勢は変わらない」としており、鴻海から正式に要請があれば、受け入れる見通しだ。シャープとの買収契約の締結時期について、鴻海側は「(締結に必要な取締役会を)9日に開くことは困難」としており、10日以降にずれ込む見込み。

     鴻海は今年2月末以降、シャープが提出した将来発生する恐れがある計100項目の潜在的債務リストの内容を精査してきた。単純に足し上げれば、損失額は最大3000億円超にのぼるとされたが、世界的恐慌など厳しい想定をしたものも多く、実際に損失が発生する可能性は極めて限定的と見ている。ただ、シャープの確実な再建に向けては潜在的ではあっても、リスクを軽減する必要があると判断。主力2行に条件の見直しを要請することにした。【宇都宮裕一】

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