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「リレー方式」2県に提案 22年度開業

 国土交通省は8日、九州新幹線長崎ルート(博多−長崎)を、武雄温泉駅(佐賀県武雄市)の同じホームで在来線特急と新幹線を乗り換える「リレー方式」で、2022年度に開業させると長崎、佐賀県に正式に提案した。

     同じホームで乗り換える「対面乗り換え」により、博多−長崎間の最短時間は1時間26分となり、現行の特急での1時間48分より22分短縮されるが、新幹線全面開業時の1時間20分より6分遅くなる。

     長崎県などによると、国交省は対面乗り換えのためには武雄温泉駅のホームの拡幅などが必要で、約70億円の追加費用がかかるとの試算も示した。国と地元自治体の負担割合については「関係者間で合意を得て進める」とし具体的な言及はなかった。22年度の運行には、今月中に武雄温泉駅の設計変更に着手しないと間に合わないとも説明したという。

     長崎ルートは導入予定だった新幹線区間と在来線を走るフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の開発が遅れ、全面開業が予定の22年度に間に合わなくなっている。

     長崎県の担当者は「22年度までの開業実現には、現実的な選択肢」とコメント。財政負担は国に求める方針だが「提案の内容を精査し、国や佐賀県などとの協議を進める」とした。追加費用負担を求めないことを国に要望している佐賀県の山口祥義(よしのり)知事は「議論のテーブルに着くかは、(県の提案を)考えていただけるかどうか」と述べた。【小畑英介、石井尚】

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