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遺族、追悼行事取りやめ 4・25ネット

 JR福知山線脱線事故(2005年)の遺族らでつくる「4・25ネットワーク」は8日、事故発生日の4月25日に兵庫県尼崎市内で毎年開いてきた「追悼と安全のつどい」を今年から取りやめることを明らかにした。毎年のつどいでは再発防止に向け、遺族とJR西日本による原因究明の取り組みの成果を示すなどしてきた。同ネットは「活動に一定の成果が出たため」としている。

     つどいは事故の翌年から毎年開催。昨年は出席したJR西幹部に対し、遺族から安全対策のレベルアップを求める声が相次いだ。

     09年にはネットワーク世話人で、事故で妻と妹を失った浅野弥三一(やさかず)さん(74)ら遺族がJR西とともに問題点を探る「課題検討会」を設け、11年に報告書をまとめた。だが、遺族側とJR西の主張が両論併記される形にとどまり、12年には再び有識者を交えて「安全フォローアップ会議」が発足。14年に公表した報告書では、事故の要因など両者が認識を共有した見解を記せた。JR西の姿勢について、浅野さんは「遺族が声を上げることで、JRも安全問題を考えざるを得なくなった」と変化を感じているという。

     今後、つどいは開かないが4・25ネットワークの活動は続ける。浅野さんは「つどいの場で、遺族と加害企業による原因究明のあり方を示すことができ、社会的責務の一端は果たせた。今後は安全への取り組みについて、JR西に委ねたい。(亡くなった妻や妹には)『JR西が安全のレールを敷こうとしている』と伝えられるだろう」と話した。【柳楽未来】

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