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教訓を伝える

東日本大震災/下 元陸自航空隊副隊長・石原四広さん(57) 被災地にヘリ派遣 /徳島

「災害時」普段から想像を

 東日本大震災の発生当時は、陸上自衛隊東北方面航空隊(仙台市若林区)の副隊長でした。会議中にひどい揺れがあり、20分後には上空から映像を撮って状況を把握する偵察ヘリコプターが飛び立ちました。押し寄せてくる津波の映像が届き、想像を超えた大きな被害を覚悟しました。

 緊急時の決定は副隊長にも任され、私はヘリをどこに飛ばすか瞬時に判断しなければなりませんでした。宮城県庁からは、津波で建物に取り残された人々の断片的な情報が次々と入ります。上空は雪雲で、とても寒い日でした。情報があれば空振りを恐れずヘリを出し、救助に当たりました。数日後に生存者の救助は減り、物資輸送が主な任務になりました。

 その春、私は異動で東北を離れました。最後に搭乗したヘリから見た光景は、きれいな松原があった海岸線に…

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