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スーチー氏大統領断念 側近擁立、実質政権へ

アウンサンスーチー氏=中村藍撮影

 【ヤンゴン春日孝之】ミャンマー国会は10日、新大統領選出プロセスに入った。アウンサンスーチー氏(70)率いる与党「国民民主連盟(NLD)」が擁立した2人の候補の中にスーチー氏の名前はなく、「代理大統領」を据えた実質的なスーチー政権が誕生することになる。大統領選は週明けになるとみられている。

 スーチー氏はこの日の国会開会直前、声明を出し「今はまだ国民の願望を達成できない」と述べ、当面は大統領になれないことを間接的に謝罪。「ターゲット(真の民主主義)実現に向けて引き続き支持してほしい」と求めた。

 スーチー氏は息子2人が外国籍のため、憲法上、大統領資格がない。このため昨年11月の総選挙直前から「勝てば大統領の上に立つ」と発言してきた。

 総選挙でNLDが圧勝したことを受け、スーチー氏は自らが大統領に就任する道を模索。絶大な政治権限を持つ国軍のミンアウンフライン最高司令官と交渉を重ね、改憲ではなく憲法条項を一時凍結する案を受け入れるよう求めてきた。

 だが、交渉は難航して時間切れとなった。スーチー氏は自らの指示に従う「代理大統領」を擁立し、当面は国軍との信頼構築に努め、改めて大統領を目指す。

 NLDが擁立した2人の副大統領候補はティンチョー氏(69)と少数民族チン族のNLD国会議員。NLD系の慈善団体幹部でもあるティンチョー氏が大統領になる可能性が高い。妻がNLDの国会議員だ。

 新大統領の選出後、国家元首である大統領の下で組閣など新体制の陣容を固めるが、スーチー氏は「重要なことは全て私が決める」と述べており、スーチー氏が自らの方針に沿って意中の人物を指名することになる。

 スーチー氏の今後について、地元メディアはスーチー外相説を有力視している。国権の最高意思決定機関「国防治安評議会」(11人で構成)に参画するには外相ポストしかないからだ。

 ただスーチー氏は「大統領の上」を公言してきただけに疑問視する見方も強い。

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