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本田氏人事 大使と内閣官房参与兼務異例

本田悦朗内閣官房参与

 安倍晋三首相の経済ブレーンとして知られ消費増税に否定的な本田悦朗内閣官房参与(61)が駐スイス大使に転任する。政府が11日の閣議で決定した。ただし、参与の役割も兼務。政府・与党の一部では、首相官邸が、増税に否定的な本田氏の影響力を残し、財務省などをけん制したとの見方が出ている。

     大使と内閣官房参与の兼務は異例だ。駐バチカン大使には前経団連事務総長の中村芳夫内閣官房参与(73)を起用したが、11日付で参与を退いた。

     財政再建を重視する自民党税制調査会には「本田氏が官邸を離れれば、『増税の悪影響』を連日進言できなくなる」との期待もあったが、目算が狂った格好だ。「消費増税再延期の地ならし」との観測もある「国際金融経済分析会合」にも本田氏は全日程に出席する見通しだ。増税に否定的な経済官庁幹部は「本田氏を残すことで、(増税派をけん制する)一定のメッセージになる」と話した。【大久保渉】

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