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横浜らしい「濱明朝」応援 ネットで資金募る

横浜らしさをイメージした書体「濱明朝」と、開発した書体デザイナーの両見英世さん=横浜市中区で2016年2月19日午後0時17分、藤沢美由紀撮影

デザイナー・両見さん、水平線や建築物群を表現

 横浜らしさを表現した書体(フォント)「濱(はま)明朝」を応援するクラウドファンディングが、4月10日まで行われている。すでに横浜ゆかりの商品やイベントのロゴとして使用され始めているが、多くの人に愛着を持って関わってもらうことが狙い。クラウドファンディングはインターネットで資金を募る取り組みで、支援額に応じ、書体のセットのほか濱明朝を使った手ぬぐいなどがもらえる。【藤沢美由紀】

     濱明朝を開発しているのは、書体メーカー「タイププロジェクト」(東京都)のデザイナー、両見英世(りょうけん・ひでよ)さん(34)。街固有の文化を書体に反映し、その街らしさを醸成する同社のプロジェクトの一環として、2009年から開発に取り組んだ。同年横浜は開港150周年を迎え、両見さんはさまざまな準備が行われる街を歩き、関連イベントにも参加。多くの人が横浜に海や港のイメージを持ち、港から始まった歴史や文化が街を形作ったことを実感し、それを書体に反映することにした。

     濱明朝の横画は、港を往来するフェリーや水平線をイメージして細く、縦画は海上の船から望む建築物群を表してどっしりと太くし、対比を際立たせた。欧文では風にはためく旗や錨(いかり)をモチーフにするなど、横浜らしさは細部に及ぶ。新旧の融合や格調高さを目指しており、横浜市で開かれた日中韓芸術祭や馬車道商店街のPRロゴなどに使われている。

     同社によると、一つの書体の完成には通常3〜5年かかり、濱明朝も現在、両見さんが横浜市内のオフィスを拠点に開発途中。発売は来年の予定だ。クラウドファンディングで支援額によってもらえるのは、濱明朝の「ミニセット」(1500字)や「スタンダード版」(9354字)のほか、濱明朝をあしらった手ぬぐいやトートバッグなども用意されている。

     両見さんは「いつか横浜を彩る風景の一部になってほしい。地域の方に一緒に育ててもらえたら」と話す。支援の申し込みはウェブサイト(https://faavo.jp/yokohama/project/977)から。

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