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荒れる「トランプ集会」 支持・反対派が衝突

 【デイトン(中西部オハイオ州)西田進一郎】米大統領選に向けた共和党候補指名争いをリードする実業家ドナルド・トランプ氏(69)は11日、中西部イリノイ州シカゴの競技場で予定していた集会を安全上の理由で急きょ中止した。会場の内外では「我々はトランプ氏を止めた」と喜ぶ人たちと、「我々はトランプ氏を求めている」と怒る支持者が衝突し、その様子が全米に中継された。

     メキシコ移民への侮辱発言やイスラム教徒の一時入国禁止の提案など排外的な主張を続けるトランプ氏の集会は、抗議する人たちと熱狂的な支持者との間で小競り合いが相次ぐ。

     米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、今回の会場は大学内の競技場で、ヒスパニック(中南米系)住民が多く住む地域に近い。トランプ氏に反発する人たちがソーシャルメディアなどを使って抗議活動のため会場に詰めかけようと数日前から準備していた。陣営は集会開始予定から約40分後、「法的機関と協議し、競技場に集まった数万人の安全を確保するため集会を延期することを決めた」との声明を発表した。

     トランプ氏の集会では抗議のために参加する人が絶えず、トランプ氏が演説を中断することも多い。多数の支持者が抗議者を取り囲んで罵声を浴びせたり、手荒に会場から排除したりすることもある。

     南部ノースカロライナ州で開かれた9日の集会でも、抗議した黒人男性の顔を殴ったとして78歳の白人の男が逮捕されている。

     トランプ氏は10日のテレビ討論会で、支持者が抗議者に暴力をふるったことについて「私が好きなことではない」としながらも、「(その支持者は)米国への大きな愛がある」などと擁護するような発言をした。2月の集会でも、抗議をして会場から連れ出される人に対し「殴ってやりたい」と述べ、支持者から拍手と歓声を浴びた。こうしたトランプ氏の姿勢が、抗議者と支持者との過剰な対立や混乱を生んでいるとみられる。

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