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家族の会を発足 福島県実施の健康調査で診断

 東京電力福島第1原発事故後に福島県が実施している県民健康調査で、甲状腺がんと診断された5人の患者とその家族が12日、「311甲状腺がん家族の会」を発足させた。孤立している患者や家族同士が親睦を深め、治療などに関する情報交換や、課題解決のために政府や県に働きかけをしていくという。

     健康調査では昨年末までに、事故当時18歳以下だった166人が甲状腺がんやその疑いと診断された。これまで患者や家族同士の交流の機会がなく、同会の世話人らの働きかけで1月に初めて交流会が実現した。

     この日の記者会見には、患者2人の父親もインターネット中継で参加。事故当時10代の男子の父親は「突然がんと言われ、本当につらい思いをした。気持ちを分かり合える皆さんと話しただけでも救われた。大変な状況で悩む方はたくさんいると思うが、勇気を振り絞って参加してほしい」と呼びかけた。

     会員は原発事故後に甲状腺がんと診断された患者や家族が対象で、県外の人や事故当時18歳以上だった人も含む。年会費は1家族1000円。入会や相談は、電話070・3132・9155か、メール311tcfg@gmail.com、ホームページ311kazoku.jimdo.comへ。【須田桃子】

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