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田中、五輪切符確実 福士内定

39キロ過ぎで競り合う田中智美(左)と小原怜=名古屋市千種区で2016年3月13日午前11時24分(代表撮影)

 リオデジャネイロ五輪の最後の代表選考会を兼ねた名古屋ウィメンズマラソンが13日、名古屋市のナゴヤドームを発着点に行われ、田中智美(28)=第一生命=が2時間23分19秒で日本人トップの2位に入り、初の五輪代表切符を確実にした。小原怜(25)=天満屋=との競り合いを、わずか1秒差で制した。

     リオを「最後の五輪挑戦」としていた2004年アテネ五輪金メダリストの野口みずき(37)=シスメックス=は、23位に終わった。

     女子マラソンの代表枠は最大3で、伊藤舞(31)=大塚製薬=が昨夏の世界選手権北京大会で7位入賞し内定した。国内の選考会では、今年1月の大阪国際女子で福士加代子(33)=ワコール=が日本陸上競技連盟が最重視する設定記録の2時間22分30秒を破る2時間22分17秒で優勝。福士は代表の座が確実ではないとして一時は名古屋ウィメンズへの出場も検討した。しかし、この日の結果で、昨年11月のさいたま国際も含めた三つの国内選考会で設定記録を突破したのは福士だけとなり、事実上代表が内定した。

     男子も含めたマラソンの代表は、今月17日の日本陸連理事会で正式に決定する。【丹下友紀子】

    伊藤は内定済み

     リオ五輪の代表選考は、伊藤舞(大塚製薬)が内定済み。残り2枠のうち、選考で最重視される設定記録(2時間22分30秒)をクリアした福士加代子(ワコール)について、日本陸連の尾県貢・専務理事は「事実上の内定」と明言した。残り1枠も名古屋で日本勢トップの田中が記録で大阪、さいたま国際の他選手を大きく引き離し、代表は確実。尾県専務理事は、田中が30キロ付近でスパートした15年世界選手権銅メダルのキルワを追いかけたことを挙げ、「積極性があって思い切ったレースをしてくれた」と高く評価した。

     日本陸連は前半のハイペースに食らいつき、後半も粘るレースを「メダル、入賞への近道」として評価する傾向にある。大阪と名古屋はペースメーカーが速いラップを刻んだが、それについて行って30キロ以降も粘れる力があった福士、田中、小原とそれ以外の選手で白黒がはっきりついた。五輪ごとに物議を醸すマラソンの代表選考だが、今回は男子同様に「無風」となりそうだ。【新井隆一】

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