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豊田合成が初優勝 プレミアリーグ

 バレーボールのプレミアリーグは13日、東京体育館で男子のプレーオフ決勝が行われ、豊田合成がパナソニックをフルセットの末に降し、初優勝した。豊田合成は昨年12月の全日本選手権との2冠となった。豊田合成は第1セットを奪われたが、第2、第3セットを連取。第4セットを落として並ばれたが、最終第5セットは再び、クロアチア代表で主将も務めた208センチの長身イゴールを軸に立て直し、15−8で制した。パナソニックは2季ぶりの優勝を目指したが競り負けた。

    就任3季目で2冠

     初優勝を遂げた豊田合成の歓喜の胴上げ。選手の手で3度、宙に浮き、最後は裏返しになって舞い降りたクリスティアンソン監督は「3年前ならこの成績は不可能な使命だった。チームは前進した」。就任3季目で全日本選手権との2冠を達成した喜びに浸った。

     最終セットでも流れを呼び戻したイゴールが最大の殊勲者だ。クロアチア代表で主将も務めた最高到達点3メートル60センチの大砲は張り付くブロック3枚の上から打ち抜いた。両チームで断トツの31本のスパイクを決めた。だがイゴールは自分一人が優勝の立役者であるとの見方を否定して言う。「本物のチームとして助け合えている」

     その言葉通り、お膳立てをしているのがチーム力だ。日本代表に縁遠い雑草集団だが、レシーブを見ても粘り強い。その中心であるリベロの古賀主将も「質の高いバレーをやって初めてイゴールが生きる」と自負する。

     愛知県稲沢市に本拠を置くチームは1961年創部。クリスティアンソン監督がスウェーデン代表の選手、監督として蓄積した「勝利の方程式」を技術的、精神的に落とし込んだ。最初は指導に「はい」としか答えなかった選手たちが「なぜ」と聞き返すようになったのが最大の変化だという。磨かれた総合力。男子バレー界に新風を吹かせる初優勝である。【藤野智成】

    肝心な場面でミス

     2季ぶりの王者返り咲きを逃したパナソニックの川村監督は「最後は笑顔で終わりたかった」と悔しさをにじませた。第4セットで豊田合成のイゴールのスパイクをブロックで止める場面も増え、一時は流れを支配したが、肝心な場面でサーブがネットに掛かるなどミスも響いた。無理な体勢からも強打し続けた日本代表の清水は足がけいれんし、最終セット途中で一時交代すると更に守勢に回った。「全員が最後まで頑張った。ほんの少しの差」と、指揮官は巻き返しを誓った。

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