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神戸地裁に審理差し戻し 再審請求

ナイジェリア国籍の元受刑者が申し立てた即時抗告審

 兵庫県姫路市の郵便局で2001年に起きた強盗事件で強盗罪に問われて懲役6年の実刑が確定し、服役したナイジェリア国籍の元受刑者の男性(39)が申し立てた再審請求の即時抗告審で、大阪高裁(笹野明義裁判長)は15日、審理を神戸地裁に差し戻す決定を出した。

     確定判決によると、男性は同国籍の別の男=実刑確定=と共謀、目出し帽を着用して郵便局に侵入し、現金2275万円を奪った。現金などは、男性が管理していた倉庫から見つかった。

     神戸地裁姫路支部は14年3月、「実行犯ではないとしても、共犯の一人として強く推認される」として請求を棄却。男性側が即時抗告していた。

     笹野裁判長は決定理由で、確定審と姫路支部の請求審の争点は、実行犯2人組のうちの1人がこの男性かどうかだったと指摘。男性に反論や証拠提出の機会も与えずに、姫路支部が「実行犯でないとしても共犯と推認される」として請求を棄却したのは、男性の防御権を侵害しており違法だと判断した。

     目出し帽のDNA型鑑定で男性とは異なる型が検出されたとする鑑定結果を弁護団が新証拠として提出したが、この点でも笹野裁判長は「新証拠の信用性を検討していない」と指摘した。

     また、奪った現金などが見つかった倉庫に男性以外の立ち入りが可能だったとする男性側の主張について検討されておらず、共犯性認定のための審理も不十分だと判断した。

     弁護団長の山下潔弁護士は記者会見で「高裁決定は妥当」と評価。電話で決定内容を伝えられた男性は「一番の喜びです。ありがとう」と喜んだという。

     大阪高検の北川健太郎次席検事は「決定内容を検討し、適切に対処する」とコメントした。【三上健太郎、藤顕一郎】

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