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バイト先コンビニと労働協約 未払い賃金返還実現

 埼玉県内のコンビニエンスストアで働き、労働組合に加入して15分未満は切り捨てとされていた未払い賃金などの返還を求めた高校3年の男子生徒(18)が、要求を認めさせる労働協約を結んだ。ブラックバイトユニオンが15日記者会見し明らかにした。高校生の労働協約締結は珍しい。

     この高校生を含め5店舗の店員約70人に過去2年分の未払い賃金が返還され、総額は約500万円に上る。

     ユニオンによると、協約を結んだのはサークルKサンクスの5店舗を経営するコンビニ・Y&N(埼玉県所沢市)。高校生は約1年間、土日にアルバイトをした。日曜は午前9時からの勤務だが、仕事着に着替えて8時46分に出勤時刻を記録するよう求められた。着替え時間と記録後の14分間、仕事後も15分未満の労働と着替え時間の賃金が未払いに。レジの点検で金額に誤差が出た場合、不足分の補填(ほてん)も求められた。

     会社との団体交渉では(1)全店員に過去2年分の未払い賃金返還(2)今後は1分単位での給与支払い(3)レジの自己負担の全額返却−−で合意した。高校生は「学校で労働法を学んだことでおかしいやり口に気づき、労組に入って是正させることができた」と話した。

     サークルKサンクス(東京都中央区)広報部は「アルバイトはフランチャイズのオーナーとの契約だが、1分単位で賃金を支払うのが適切だと認識している。2月に全店舗に1分単位を推奨する案内を出した」と話している。【東海林智】

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