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シリア撤収で成果誇示 和平協議にも自信

 【モスクワ真野森作】ロシアのプーチン大統領は17日、シリアで空爆を続けたロシア軍主要部隊の15日の撤収開始を受けて演説した。「我々が和平プロセスの条件を作り上げ、平和への道を開いた」と成果を誇示。「今後も必要があれば数時間のうちに再派遣できる」と述べ、和平協議と軍事作戦の両面でシリア情勢に関与することに自信を示した。

     プーチン氏は今回の作戦に参加した軍人らを集め、クレムリン(大統領府)で演説。空爆の主目的について「シリア政府軍のテロとの戦いを支援することだった」と語り、「内戦に深入りするつもりはなく、時限的なものだった」と強調した。

     シリアのアサド大統領に関しては「対話と妥協の用意があり、平和志向であるとみなしている」と言及。和平協議で強硬姿勢を続けるアサド政権をけん制したとみられる。

     一方、プーチン氏は「実戦で最新兵器を試すことができた」と述べ、自国製兵器の「実験場」とみなしていたことを自ら認めた。昨年11月にロシア軍機がトルコ軍機に撃墜された事件を受け、シリアに配備した最新型地対空ミサイルシステムS400は撤去しない方針を明らかにした。

     演説によると、作戦の費用は計330億ルーブル(約536億円)。軍事演習の予算などを転用したといい、「浪費ではない」と訴えた。

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