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追突のトラック運転手を逮捕

山陽自動車道下り線八本松トンネル内の多重事故で焼け焦げた車両=東広島市で2016年3月17日、広島県警提供

 東広島市の山陽自動車道下り線「八本松トンネル」(844メートル)で2人が死亡した多重衝突事故で、広島県警高速隊は18日、自動車運転処罰法違反(過失致死)容疑で、渋滞中の車列に最初に追突した普通トラックを運転していた皆見成導容疑者(33)を逮捕した。これまでの調べに事故を起こしたことは認めているという。

 事故は17日午前7時半ごろ、トンネル出口の約200メートル手前で発生した。車12台が関係する事故になり、うち5台が炎上、71人が負傷した。

 高速隊によると、トンネル内は片側2車線。当時は別の事故によって渋滞しており、車列は左側の走行車線の方が長かった。追突したトラックは速度を緩めないまま走行車線の最後尾に近づいた。最後尾の乗用車がそれに気付いて右側の追い越し車線に避けたが接触。その後、トラックは走行車線の車列を押しのけるような形で追突しながら50メートル以上進み、追い越し車線で炎上した。

 捜査関係者によると、最初に追突した場所付近ではブレーキ痕は確認されていないという。

 高速隊によると、運転手の男は運送会社「ゴーイチマルエキスライン」(埼玉県川口市)の社員で、1人で引っ越しの荷物を運んでいた。この事故で一酸化炭素中毒になり東広島市内の病院に入院していたが、18日午後0時40分ごろに退院した。現時点で、運転に影響を与えるような持病などは確認されていないといい、事故当時の状況や経緯などを詳しく調べる。

 また、高速隊は男のトラックと小型トラックに挟まる形で全焼した乗用車内で遺体で見つかった1人の身元確認も急いでいる。

 山陽道下り線西条インターチェンジ(IC)−志和IC間の通行止めは18日午前11時15分に解除された。【加藤小夜、山田尚弘、瀬谷健介】

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