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5基地、米軍が共同使用で合意 戦略協議

米比が共同使用で合意した基地

中国けん制の意図

 【ワシントン和田浩明】米国とフィリピンの外交、国防担当高官は17、18日にワシントンで戦略協議を行い、フィリピン国内の5基地を米軍が共同使用することで合意した。米側はフィリピンの海洋安全保障能力向上のための資金拠出を米議会に求める。南シナ海の軍事化反対や紛争の平和的解決でも一致した。海洋進出を続ける中国をけん制する意図がある。

     米側はラッセル国務次官補とシアー国防次官補、フィリピン側はガルシア外務次官とバティノ国防次官が出席した。

     米国務省によると、米軍が使用可能になるのは、中国が領有権を主張する南沙(英語名スプラトリー)諸島に近いアントニオ・バウティスタ空軍基地(フィリピン西部パラワン島)やマニラ郊外の空軍基地など。

     米軍によるフィリピン国内基地の使用は2014年に両国が結んだ軍事協定に盛り込まれ、1992年までに一度は撤退した米軍が回帰する方向が決まっていた。

     カービー国務省報道官は18日の会見で「米比両国の同盟の強力さを示すものだ。他国はそれ以外の意図を読み取るべきでない」と述べた。

     協議では、米国によるフィリピン軍の近代化支援や、海洋安保と状況把握能力の向上も検討。南シナ海での領有権問題では、米比両国は「航行・飛行の自由」の支持を確認した。

     フィリピンは、国連海洋法条約に基づいて、中国の領有権主張について常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)の仲裁を求めている。米比両国は、仲裁裁の決定は、フィリピンと中国の双方を法的に拘束するとの認識を確認した。中国は当事国間での解決を主張している。

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