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ダイヤ改正で消える無人8駅 惜しむファン

 北海道新幹線開業に伴うJR北海道のダイヤ改正で、八つの無人駅が25日の営業を最後に廃止になる。消える駅では、別れを惜しんで駅舎を写真や映像で記録したり、備え付けのノートに思い出をつづったりする地元住民やファンらの姿が目立つ。【本間浩昭、遠藤修平】

◇映像で記録

 廃止されるのは、根室線花咲(根室市)▽石北線金華(北見市)▽同下白滝(遠軽町)▽同旧白滝(同)▽同上白滝(同)▽石勝線十三里(夕張市)▽同東追分(安平町)▽函館線鷲ノ巣(八雲町)−−の8駅。

 花咲駅では、根室市の会社員、鈴木一雄さん(43)が、同駅廃止検討が表面化した昨年9月から毎朝、午前6時4分に同駅に停車する釧路行きの始発列車をビデオカメラで撮影し、映像を自身のブログに掲載している。

 少子化の影響などで現在の乗降客は1日1人にも満たないというが、鈴木さんは「数字だけで廃止を決めるのは納得できない」と残念がり、「せめて毎日の変化を記録するのが自分の役割」と撮影を続けている。

 25日には鈴木さんら有志と根室市、同市観光協会が「ありがとう花咲駅感謝セレモニー」を開催する。ダイヤ改正で、根室線のうち釧路−根室間(花咲線)では全本数の約4割に当たる8本が減便される。市観光協会は「地域の足の重要性をイベントで広く訴えたい」としている。

◇最西端の駅も

 道内最西端の鷲ノ巣駅も姿を消す。江差線の木古内駅が西端と思われがちだが、渡島半島の屈折した部分に位置する鷲ノ巣駅の方が西だ。廃止後の最西端は隣の八雲駅になる。

 鷲ノ巣駅は1944年に信号場として設置された。1日に函館行き6本、長万部行き7本が停車する。利用者が少なく、道南では唯一の廃止となった。付近は閑散としているが、列車の撮影スポットや最西端駅として人気があり、今でもファンが多数訪れる。

 廃止決定後に八雲町が調べたところ、定期的に駅舎が掃除されていることが判明した。地域の有志が自主的に行っていたとみられる。町企画振興課は「誰が掃除してくれたのか分からないが、感謝したい」と話している。

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