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今週の本棚

角田光代・評 『橋を渡る』=吉田修一・著

 (文藝春秋・1944円)

今はよりよき未来なのか

 東京都議会で発言していた女性議員に向けて、セクハラと見なされる野次(やじ)を飛ばした議員がいる。最初の野次の発言者は特定されたが、その次の発言者はだれだかわからない。近くで聞いた人も、発言した本人も、名乗り出ない。二番目の野次は、もみ消され、結果的になかったことになる。二〇一四年に実際に起きたことが、この小説で幾度か語られる。

 四章から成る小説の舞台も語り手も章ごとに異なる。三章までは、どこにでもいる夫婦であり家族でありカッ…

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