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今週の本棚・この3冊

今の世界を見るヒント 堤未果・選

 <1>世論 上・下(ウォルター・リップマン著、掛川トミ子訳/岩波文庫/778円・907円)

 <2>白バラは散らず(インゲ・ショル著、内垣啓一訳/未來社/1296円)

 <3>村で病気とたたかう(若月俊一著/岩波新書/821円)

 今夏から始まる18歳選挙にむけて、高校生やその親たちから沢山(たくさん)の問いが寄せられる。「正しい選択をする為(ため)に、何をおさえておくべきか?」。膨大な情報が手に入る今、試されるのは知識より取捨選択だ。ニュースと真実の違いを見抜く重要性を教えてくれる、リップマンの名著『世論』は必読だろう。私たちが自由意思だと信じているものは、多くの場合、マスコミを通じ意図的に作られている。効果的な大衆操作が90年たっても色褪(あ)せていない事がわかるだろう。自分の中の<ステレオタイプ>を常に意識し、壊し続けてゆくという彼の教えは、今の日本でこの罠(わな)に陥らないためにとても有効だ。

 歴史をみればわかるように、古今東西為政者たちは、「国」と「国家」を巧みに混同させてきた。権力に迎合…

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