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札幌行き下り最終列車、上野を出発

大勢のファンに見守られながら上野駅を出発する寝台特急「カシオペア」=JR上野駅で2016年3月19日午後4時20分、宮間俊樹撮影

 北海道新幹線の26日開業に伴い廃止される寝台特急「カシオペア」の札幌行き下り最終列車が19日夕、鉄道ファンに惜しまれつつJR上野駅を北に向かって出発した。上野発の唯一の寝台列車で、20日札幌発上り列車が最後の運行になる。6月以降、東日本や北海道をめぐるツアー用の団体列車に転用される方向で、しばしの長期休暇に入る形だ。

     カシオペアは1999年7月にデビュー。1編成が週3回程度運行された。すべて豪華な寝台個室ばかりの12両編成で、ブルートレインと異なる銀色の車体が特徴。新幹線開通に伴い青函トンネルで従来の電気機関車が使えなくなるため、JRの対応が注目されてきた。ツアー時はJR貨物から貨物専用の新型機関車を借りて青函トンネルを通過し、北海道への運行も続ける。

     この日は最後の旅立ちを一目見ようとする人々が上野駅に集まり、午後4時20分の出発時は「ありがとう」「帰って来いよ」のかけ声も飛んだ。帰省で上野発の夜行列車にたびたび乗ったという東京都墨田区の自営業、須田健一郎さん(78)は「たくさんあった上野発の夜行がなくなるのはさびしい。気軽に乗れる夜汽車があってもいいのに」と話した。

     午後5時ごろ、JR東日本に「不審物が車内にある」という趣旨の情報提供があり、安全確認のため、東北線の宇都宮、黒磯(栃木県)、郡山(福島県)の各駅に停車。この影響で郡山を約2時間遅れで出発した。【本多健】

    北海道新幹線開業に伴い廃止される旅客列車

    列車名(運転区間)            最終運行日

    臨時寝台特急「カシオペア」(上野−札幌) 上野発下り19日

                         札幌発上り20日

    急行「はまなす」(青森−札幌)      札幌発上り20日

                         青森発下り21日

    特急「スーパー白鳥・白鳥」(新青森−函館)21日

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