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33歳の渡瀬雄太、最後は6位 伊藤杯

最終戦で6位に入った渡瀬=札幌市大倉山ジャンプ競技場で2016年3月19日、江連能弘撮影

 ノルディックスキージャンプの伊藤杯シーズンファイナル大倉山ナイター大会が19日、札幌市大倉山ジャンプ競技場(HS137メートル、K点123メートル)で行われた。2014年ソチ五輪代表で引退を表明した33歳の渡瀬雄太(雪印メグミルク)が最後の大会に臨み、107メートル、115メートルで6位だった。男子の優勝は中村直幹(東海大)。女子はジャンプ台記録を更新する145メートルを飛んだ伊藤有希(土屋ホーム)が制した。

     渡瀬は15年1月に右肩を痛め、2度の手術を経験するなど今季は国際試合からも遠ざかった。両親ら家族に見守られ、最後の飛躍を終えた渡瀬は「競技者として何か残せたとは思っていないが、限界までできた」と、すっきりした表情を見せた。ソチ五輪に出場した男女8選手では渡瀬が最初に現役を退いた。

     父・弥太郎さん(55)は元選手で女子ジャンプを草創期から指導した。妹あゆみ(31)は現役選手というジャンプ一家で、渡瀬はただ一人、五輪の舞台に立った。ソチ五輪では個人ノーマルヒル21位で、日本が3位になった団体は補欠だったが「ただ出るだけじゃダメだと思った。誇れる話ではない。でも、その舞台に立てたのは、僕たち家族にとっては特別なことだった」と語った。【江連能弘】

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