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欧州各国に衝撃 英仏が緊急閣議

ベルギーで起きた2度の爆発

 【ロンドン矢野純一】ブリュッセルで22日に起きた同時テロは、昨年11月のパリ同時多発テロの記憶が新しい欧州各国に衝撃をもたらした。ドイツやフランスなどの周辺国はベルギーとの国境警備を強化し、空港や鉄道駅などを警戒する警官を増員。英国やフランスは緊急閣議を開いて対応を協議した。

 ベルギーのミシェル首相は記者会見で「ベルギーの歴史にとって暗黒の日だ。落ち着いて連帯してほしい」と国民に呼びかけた。

 爆発があった地下鉄駅は欧州連合(EU)本部から数百メートルしか離れていない。トゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)は「ブリュッセル、ベルギー、EUは一丸となってテロに対抗する」との声明を発表した。

 フランスのオランド大統領は事件直後に緊急閣議を招集した。カズヌーブ仏内相は閣議後、「テロには断固とした対応を取り、打ち負かす」と強調し、地下鉄駅などに1600人の治安部隊を配置すると表明。利用者には身分証明書を持ち歩くように呼びかけた。

 英国のキャメロン首相も閣僚や治安当局幹部を集めた会議で対応を協議した。キャメロン氏は終了後、「英国やフランス、ドイツが攻撃されたかもしれない」と指摘。テロ対策を強化するために最善を尽くす決意を示すとともに「テロリストに勝利させることはない」と述べた。

 一方、ロシアのプーチン大統領は「効果的にテロと戦うには(世界各国の)力を結集するしかない」と語った。モスクワ郊外の大統領公邸で、フィンランドのニーニスト大統領と会談した際に述べた。ロシアは、昨年の国連総会で主要国を含む「対テロ大連合」の創設を訴えていた。

 米国のカービー国務省報道官は「米国はベルギー国民と共にある。捜査を適切に支援する用意がある」と述べた。

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