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ISが犯行声明…空港・駅で爆発3回

34人死亡

 【ブリュッセル斎藤義彦、カイロ秋山信一】ベルギーの首都ブリュッセルで22日、空港と地下鉄駅で連続して爆発が起きた。AFP通信によると、2度の爆発が起きた空港では14人、地下鉄駅で20人が死亡、計200人以上が負傷した。過激派組織「イスラム国」(IS)関連のニュースサイト「アーマク通信」がISの関与を報じた。事実上の犯行声明といえる。ベルギーのミシェル首相は「卑劣なテロ」と強く非難。ベルギー内務省は対テロ警戒水準を4段階の最高レベルに引き上げた。

 アーマク通信は「ISの戦士がブリュッセルの空港と中心部の地下鉄駅を狙って爆弾攻撃を実行した」と報じた。空港襲撃の実行犯は複数の模様で「何人かが爆発物を仕込んだベルトを爆発させる前に銃撃を行った」と説明。地下鉄駅では「別の殉教者が爆発物を仕込んだベルトを爆発させた」と伝えた。ISは通常、同通信の報道後に正式な犯行声明を出している。

 地元メディアなどによると、ブリュッセル北郊の国際空港では22日午前8時(日本時間午後4時)ごろ、1階の出発ロビーで連続して爆発が起きた。最初の爆発は米アメリカン航空のカウンター付近で発生。2回目の爆発は人々が逃げようとした出口近くの米系コーヒーチェーン「スターバックス」周辺で起きた。検察当局はこのうち1回は自爆テロとの見方を示した。爆発前には銃撃音とアラビア語の叫び声が聞こえたという。AP通信によると、米当局者はスーツケース爆弾が爆発したと語った。

 地元メディアは空港の防犯カメラが撮影した容疑者とみられる男性の写真を報道。それによると、2人の男が黒いセーターを着て、荷物用の手押し車を押している。

 午前9時10分(同午後5時10分)ごろには、市中心部の地下鉄マールベーク駅から動き始めた列車内で爆発が起きた。同駅は欧州連合(EU)本部に近いシューマン駅の西隣。

 空港や市内の地下鉄駅はすべて閉鎖された。ベルギー当局は国内の原子力発電所の警備態勢を強化。ロイター通信によると、ベルギー東部のティアンジュ原発では最低限の要員を残して職員が避難した。

 オランド仏大統領は「欧州に対する戦争だ。欧州全体と世界が標的になった」と強く非難した。訪問先のキューバで演説したオバマ米大統領も「世界の人々の安全を脅かす者を打ち負かす」と述べた。

 ロンドンとパリ、ブリュッセルを結ぶ高速鉄道「ユーロスター」も運行を取りやめた。ドイツ鉄道は同国西部アーヘンとブリュッセル間の運行を停止した。英独やオランダ、デンマークなど欧州各国が空港の警備や管理を強化した。

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