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柏崎刈羽、優先せず 合格は秋以降に

東京電力柏崎刈羽原発=2015年5月22日13時35分、本社機「希望」から

 原子力規制委員会は23日、東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型(BWR)の原発の安全審査で、東電柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)を優先しない方針を決めた。東電が耐震評価に関する資料の準備に最大で半年程度を要する見通しになったため、規制委は同原発の審査に充てていた人員を他の審査に振り分ける。これにより、同原発の合格は秋以降になる公算が大きくなった。

     再稼働の前提となる安全審査を申請しているBWRの原発は8原発10基あるが、いずれも審査に合格していない。規制委は昨年8月、東電の対応能力の高さなどを理由に、柏崎刈羽6、7号機をモデルケースとして集中的に議論することを決め、審査は終盤に入っていた。

     しかし東電は今年2月になって、施設の耐震評価について従来とは異なる手法を採用することを表明した。規制委によると、東電は資料の準備が整っておらず、説明できるまで数カ月〜半年程度かかるとみられる。このため、事実上中断している中国電力島根原発2号機(島根県)や東北電力女川原発2号機(宮城県)などの設備審査も並行して進めることにしたという。

     一方で規制委は、柏崎刈羽原発は耐震評価以外の課題の大半をクリアしているとして、BWR原発の安全審査のモデルケースに位置付ける方針は維持するとした。【鳥井真平】

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