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アバウド容疑者計画か…潜伏先に空港図

 【ブリュッセル斎藤義彦】昨年11月のパリ同時多発テロの首謀者、アブデルハミド・アバウド容疑者(既に死亡)が昨年1月にギリシャに逃亡して潜伏していたアパートから、ブリュッセル国際空港の見取り図や地図のデータを保存した記憶媒体が見つかっていたことが分かった。ギリシャメディアが警察当局の話として25日伝えた。パリのテロ首謀者が、ベルギー同時テロの全体像も描いていた疑いが浮上した。

     アバウド容疑者はブリュッセル・モレンベーク地区出身のベルギー人で、シリアに渡って過激派組織「イスラム国」(IS)内で頭角を現し、ベルギー出身のIS内戦闘員グループ「預言者の剣」のリーダーを務めたほか、欧州出身のIS戦闘員のまとめ役的な存在だった。ベルギーを出撃拠点にしてパリ同時多発テロの全体像を描きテロ参加者を集め組織化したとされる。

     報道によると、アバウド容疑者は昨年1月にベルギー東部のテロ拠点を当局に摘発され、ギリシャに逃れ、アテネに潜伏した。潜伏先のアパートで押収されたパソコンやUSBメモリーに、ブリュッセル空港の見取り図や地図が保存されていたという。ギリシャ捜査当局は、ベルギー当局に注意を促したが、十分な対応はなかったという。

     ベルギー同時テロは、アバウド容疑者の幼なじみで、同じ時期に収監されていたこともあるサラ・アブデスラム容疑者(26)=18日に逮捕=が主導したとされていた。だが、サラ容疑者は、取り調べに自分の役割を限定的だと主張しているという。

     一方、ブリュッセルの空港で自爆死した2人のうち、身元不明だった男は、パリのテロに関与した疑いで指名手配されていたナジム・ラーシュラウィ容疑者(24)と確認された。

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