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新青森−新函館北斗が開業 一番列車が出発

JR新函館北斗駅の鳴海正駅長(中央)の合図で出発する東京行き一番列車の「はやぶさ10号」=北海道北斗市で2016年3月26日午前6時35分(代表撮影)

 北海道と本州を結ぶ初めての新幹線「北海道新幹線」(新青森−新函館北斗、148.8キロ)が26日、開業した。新青森以南の東北新幹線との直通運転で東京−新函館北斗は最速4時間2分で運行され、東北や関東とのビジネスや観光の交流拡大で地域の経済活性化が期待される。1964年の東海道新幹線開業から52年を経て、北海道から九州・鹿児島まで約2150キロが新幹線で結ばれた。

 この日、北海道北斗市の新函館北斗駅で記念式典があった。石井啓一国土交通相が「外国人を含め多くの観光客が訪れ、効果が表れることを期待している」とあいさつ。JR北海道の島田修社長は「道民の悲願だった開業を迎え、これからが新たな始まりだ。安全運転を実行していきたい」と述べた。鳴海正駅長がホームで右手を上げ「出発」と合図すると、午前6時35分、東京行き一番列車「はやぶさ10号」が出発した。

 この日のために川崎市から来た会社員、馬場健太郎さん(29)は「わくわく、どきどきの期待感でいっぱい。今日は一番列車で新青森に向かった後に北海道に戻って、新幹線と沿線の街を楽しみたい」と笑顔で乗り込んだ。

 北海道新幹線はJR北が運行し、通常は1日13往復する。「はやぶさ」は東京−新函館北斗が10往復、仙台−新函館北斗が1往復。「はやて」は盛岡、新青森と新函館北斗間を各1往復する。東京−新函館北斗の最速列車は1日上下計3本。在来線と乗り継ぐ東京−函館では開業前より1時間〜1時間半の短縮となる。

 最高時速は260キロ。ただし、青函トンネルを含む約82キロの区間では貨物列車と線路を共用し、最高時速を140キロに制限。空路より新幹線を選ぶとされる「4時間の壁」をクリアできなかった。

 列車は全席指定で、東京−新函館北斗の運賃と特急料金は総額2万2690円(通常期の普通車指定席)。普通車とグリーン車、最上級車両のグランクラスがある。

 車両はJR北の新型「H5系」のほか、JR東日本の「E5系」を使用。H5系は4編成(1編成10両)を導入した。外装は緑と白に「ラベンダー」を意識した紫色の帯が特徴で、車内も雪の結晶や流氷を装飾デザインに使って北海道らしさを演出した。

 一方、JR北では、列車の事故やトラブル、社員の不祥事が相次いでおり、新幹線の安全運行が求められている。

 北海道新幹線は2005年5月に着工。新函館北斗−札幌(211キロ)は30年度の開業を目指し、建設が進む。【小川祐希、遠藤修平、三沢邦彦】

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