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全線復旧…台風被害、6年半ぶり 三重

全線復旧し、伊勢奥津駅を出発する名松線の一番列車=津市美杉町奥津で2016年3月26日午前9時35分、兵藤公治撮影

 三重県の津市山間部と松阪市を結び、2009年10月の台風被害で一部区間が不通になっていたJR名松線が26日、6年半ぶりに全線復旧した。午前9時35分に約220人の乗客を乗せた一番列車が伊勢奥津駅(津市美杉町)を出発し、大勢の沿線住民らが見送って鉄路の復活を祝った。

 一番列車の出発に先立ち同駅で式典が行われ、JR東海の柘植康英社長が「県と津市の支えでこの日を迎えられた。地域の方と共に知恵を出し合い、新しい名松線に一人でも多くの方に乗っていただきたい」とあいさつ。運転士に地元小学生が花束を贈った。列車を見送りに来た近くの中西晴重さん(68)は「復旧をきっかけに地域を盛り上げ、多くの人に美杉に来てもらいたい」と笑顔を見せた。

 同線は伊勢奥津−松阪間の43.5キロを結ぶ。台風で路線内に土砂が流れ込むなどの被害を受け、伊勢奥津−家城(津市白山町)間の17.7キロが不通になり、バスによる代行運転が行われてきた。

 JR東海は被災直後、不通区間を廃線としバスに切り替える案を示したが、美杉町の住民らが12万人近い署名を集め方針撤回を要請。JRは、県と津市が治水・水路整備を行うことを条件に存続を決め、復旧工事が進められてきた。同区間の1日当たり利用者数は被災前の08年が90人で、利用者増が今後の課題となる。【井口慎太郎】

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