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ファンに謝罪し開幕 老川オーナー

プロ野球が開幕し、試合前に一連の不祥事について頭を下げる巨人の老川オーナー(右)と高橋監督=東京ドームで2016年3月25日、山本晋撮影

 プロ野球の公式戦が25日、セ、パ両リーグで開幕し、全国の6球場で試合が行われた。開幕前に野球賭博への新たな関与者や、自チームの試合の勝敗に絡んだ選手間の金銭授受などが相次いで発覚。プレー以外にもファンの視線が注がれる中で、10月まで続く長いシーズンが始まった。

     野球賭博関与で4選手が失格処分を受けた巨人は、東京ドーム(東京都文京区)でヤクルト戦の開始前に行った開幕セレモニーで、今月11日に就任したばかりの老川(おいかわ)祥一オーナーがあいさつ。高橋由伸監督とともにマウンド付近のマイクの前に立ち、「重大な不祥事を引き起こしたことを、深くおわび申し上げます」とファンに謝罪し、「清新で明るく強い巨人軍に生まれ変わるよう、球団、選手一体となって取り組むことをお誓い申し上げます」と頭を下げた。

     続いて高橋監督が「厳しく、温かく支えてくださる皆様の期待を裏切らぬよう、精いっぱい戦い抜きます。ご声援お願いします」と決意表明すると観客席から拍手がわき起こった。だが、指揮官から謝罪などの言葉はなかった。

     小学生の長男とともに観戦に訪れた千葉県市川市、会社役員、杉田訓久さん(47)は、一連の不祥事について「ショックだったし、裏切られた。子どもの夢を壊してほしくないのが一番」としながらも、「信頼回復のためには強い巨人を復活させることが必要」と強調。新潟市の大学生、目黒楓也さん(19)は、「ファンの人たちを含めて野球が悪いイメージを持たれてしまう感じがする」と複雑な心境を明かし、「それをかき消すように盛り上げてほしい」と話した。

     日本プロ野球選手会は23日に「自らを律する姿勢のもと、ファンの皆さんにこのようなことを二度と起こさないことを誓います」などと記した声明を発表したが、この日はどの球場でも選手による試合前のあいさつは行われなかった。【平本泰章、岩壁峻】

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