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国民党主席に洪秀柱氏 対中国では統一志向

洪秀柱氏=国民党本部で2015年10月6日撮影

【台北・鈴木玲子】台湾・国民党は26日、1月の総統選惨敗で引責辞任した朱立倫前主席(54)の後任を決める主席選挙を実施した。即日開票の結果、前立法院副院長(国会副議長)の洪秀柱氏(67)が、主席代行を務める黄敏恵氏(57)らを退け初当選した。国民党主席に女性が就任するのは初めて。民進党の蔡英文主席(59)と共に2大政党のトップがいずれも女性となる。

     洪氏と黄氏の女性2人による事実上の一騎打ちだった。洪氏は、国共内戦に敗れた国民党と共に中国大陸から台湾に渡った外省人系で、中国との統一志向が強い。一方の黄氏は、中国大陸ではなく台湾を「本土」とみなす「本土派」と呼ばれる党内グループを代表する一人で、主席選は「非本土派」と「本土派」の争いとなった。

     洪氏は、中国寄りの意識が強い退役軍人らの党内組織など「非本土派」の支持を集めたと見られる。総統選の際にいったんは党の公認候補に選ばれたのに支持低迷を理由に途中で交代させられ、党内に同情論が強かったことも追い風になったようだ。

     弱体化が進む国民党は、若者ら新たな支持層の獲得に迫られているが、台湾を主体と考える「台湾意識」が社会に広がっている。独立志向の強い民進党が総統選を制し、5月に民進党の蔡政権が誕生する中で、洪氏が世論の支持を獲得できるかは未知数だ。国民党内の路線対立は、さらに激しさを増す可能性がある。

     投票資格がある党員は33万7351人で、投票率は41.61%。洪氏の得票率は56.16%、黄氏は33.02%だった。

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