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変化でV、観客からやじ…白鵬、涙の謝罪

表彰式でのインタビュー中に、涙を流す白鵬(中央)=エディオンアリーナ大阪で2016年3月27日、三浦博之撮影

 大阪市のエディオンアリーナ大阪で27日に千秋楽を迎えた大相撲春場所は、4場所ぶりの復活優勝を遂げた横綱・白鵬(31)=モンゴル出身、宮城野部屋=に、観客席から容赦ないブーイングが浴びせられる異様な雰囲気に包まれた。表彰式の最中もやじは収まらず、白鵬が悔し涙を流す一幕もあった。

     横綱・日馬富士との結びの一番。白鵬は立ち合いで左に変化し、相手の体を突くと、日馬富士はそのまま土俵を割った。白鵬が敗れれば、大関・稀勢の里との優勝決定戦だった。そんな期待感もあった中、あっけない相撲での優勝決定に、満員札止めの館内はため息と怒号が渦巻いた。

     土俵下での優勝インタビューでも、質問に答えようとする白鵬に対し、「変わって勝ってうれしいんか」「それでええんか」などの手厳しいやじが飛び交った。言葉を詰まらせた横綱はあふれる涙を手で拭い、「あの変化で決まるとは思わなかった。本当に申し訳ないです」と謝罪した。

     表彰式の後、支度部屋に戻った白鵬は涙の理由について、「(昨年秋場所での)けがもあったし、いろいろこみ上げてきてね」と語った後、「やじが飛んできてね」と。歴代最多記録を更新する36回目の優勝で流した涙には、苦さも交じっていた。【大矢伸一】

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