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今夕、成立へ…過去最大96.7兆円

参院予算委員会で2016年度予算案に賛成し起立する委員ら。左端は安倍晋三首相=国会内で2016年3月29日午後0時26分、藤井太郎撮影

 一般会計総額が96兆7218億円と過去最大の2016年度予算案は29日午後、参院予算委員会で自民、公明両党などの賛成多数で可決された。同日夕の参院本会議でも可決され、成立する見通し。安倍晋三首相は予算成立後、首相官邸で記者会見し、需要創出のため予算の早期執行に取り組む方針を表明する。

     予算案は、安倍政権の掲げる「1億総活躍社会」の実現に向け、低所得世帯の幼児教育無償化拡大や特別養護老人ホームの整備などを盛り込んだ。社会保障関係費は前年度当初比1.4%増の31兆9738億円と過去最大に膨らんだ。防衛関係費は5兆541億円と初めて5兆円の大台を突破した。スポーツ関連予算は20年の東京五輪を控え、324億円を計上した。

     参院予算委は29日午前、採決に先立って締めくくり総括質疑を行い、首相は「予算を速やかに実行に移すことこそが最大の景気対策だ」と述べた。麻生太郎副総理兼財務相は同日の記者会見で、予算の前倒し執行を検討していることを明らかにした。29日の参院本会議では、17年4月の消費税率10%への引き上げと同時に軽減税率制度を導入する税制改正関連法案も採決される。【野原大輔】

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