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通信途絶「ひとみ」スピンの可能性…撮影画像に明暗

倉敷科学センター学芸員の三島和久さんが撮影したエックス線天文衛星「ひとみ」の10秒間の軌跡を示した写真。三島さんが6コマを合成した=28日午後8時20分、岡山県倉敷市内から撮影、同センター提供

 通信が途切れ、衛星の状態が確認できなくなったエックス線天文衛星「ひとみ」について、倉敷科学センター(岡山県倉敷市)学芸員の三島和久さんが28日夜、同市からひとみの画像撮影に成功した。三島さんによると、7秒周期で明るさが変化しており、「ひとみはぐるぐるとスピンしている可能性がある」と話している。宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、29日午前現在、ひとみとの通信は回復していない。

 ひとみは地球の高度575キロを周回している。宇宙空間をレーダーで監視している米戦略軍統合宇宙運用センターが27日、衛星の周辺に5個の物体があるのを確認したと発表しており、一部が分解した可能性も出ている。

 三島さんは反射望遠鏡にカメラを取り付け、南西の空を通過するひとみを、10秒間にわたって6回撮影した。姿勢が安定していれば一定の明るさに写るはずだが、周期的に明るくなったり暗くなったりしていた。

 衛星の周辺の物体は写らず、三島さんは「(分解しているとしても)大きな破片がないのか、破片が衛星に近すぎて見えなかったのかもしれない」と話した。【斎藤広子】

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