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小型機墜落

国内2機、着陸難しく 機長席の男性不慣れか

墜落した小型機を調べる国交省運輸安全委員会の事故調査官と大阪府警の捜査員ら=大阪府八尾市で2016年3月27日、本社ヘリから川平愛撮影

 大阪府八尾市の八尾空港で墜落した米国製の小型プロペラ機「ムーニーM20C」は、国内でこの機体を含めて計2機しか登録がない希少な小型機であることが29日、国土交通省への取材で分かった。高速で飛行できるが、着陸時の操縦は難しい。事故当時、機長席には操縦に習熟した事故機の所有者ではなく、この機体に不慣れな川崎貴嗣(たかし)さん(40)が座っており、府警がこうした経緯を調べている。

 同省航空局によると、今回の事故機と同型機は国内では他に1機しかない。小型機を操縦する現役パイロットの男性によると、セスナ社などの同クラスの量産機と比べて、▽速度が出る▽車輪が固定式ではなく引き込み式で離着陸時の操作が多い▽着陸時にはねやすい−−などの特徴があり、特に着陸が難しいという。

 別の男性パイロットも「ムーニーはスポーツカーみたいな飛行機で、経験がない人が操縦するとミスしやすい」と指摘する。川崎さんを知る男性は「川崎さんはムーニーを操縦したことがなかったと思う」と明かした。

 事故機の所有者で、機長として操縦に習熟していた西本泰志さん(広島市)とみられる男性は、副操縦士席で亡くなっていた。副操縦士席と機長席の両方で同時に操縦ができ、府警は西本さんが川崎さんの操縦を指導していた可能性もあるとみている。

 ただ、国交省などによると、西本さんは教官免許を持っていなかった。西本さんも慣れない副操縦士席にいたため、「川崎さんの操縦とうまく連携できずに事故が起きたのではないか」という指摘もある。

 事故機の後部座席では、会社員の堀本崇生(たかお)さん(41)と、府警守口署員の麻生賢一さん(41)の遺体も見つかっている。【山田毅、宮本翔平、遠藤浩二】

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