G7外相会合

指導者に「被爆地訪問を」 広島宣言に文言

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原爆ドーム=広島市中区で2015年8月6日、本社ヘリから幾島健太郎撮影
原爆ドーム=広島市中区で2015年8月6日、本社ヘリから幾島健太郎撮影

広島市で10日から開幕

 広島市で10日から始まる主要7カ国(G7)外相会合で、核軍縮に向けて発表される独立文書「広島宣言」の概要が分かった。世界の指導者が被爆地を訪問するよう促す文言を盛り込み、核保有国が保有する核兵器情報の透明化を求める。停滞する核軍縮の機運を高める狙いがある。日本政府としては、直接関連づけないものの、オバマ米大統領の広島訪問の呼び水としたい考えだ。【田所柳子、小田中大】

 宣言は、議長を務める岸田文雄外相が「核兵器のない世界に向け、国際社会の機運を盛り上げたい」として意欲を示してきた。広島、長崎の訪問を世界の政治指導者に促すほか、核保有国が数値情報を含め保有核兵器を報告するよう求める。核軍縮の枠組みについては「単独あるいは2国間、地域的や多国間」などの表現を検討。核保有国は非核国が多数派となりがちな多国間協議に消極的といい、柔軟性を持たせる。核兵器の非人道性では、…

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