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住民側弁護団、特別抗告せず 抗告棄却決定で

 九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の周辺住民らが運転差し止めを求めた仮処分申請の即時抗告審で、住民側弁護団は8日、抗告を棄却した福岡高裁宮崎支部の決定に対し、最高裁に特別抗告などの手続きを取らないと発表した。

     弁護団は、抗告しない理由として「(特別抗告などは)主張と立証に法律上かなりの制約があり、必ずしも有利かつ適切とはいえない」と説明。今後については「鹿児島地裁で審理中の(運転差し止め)本訴訟で高裁決定の誤った考え方を論破し、有利な事実関係の部分は十分援用し裁判を進める」とした。

     高裁宮崎支部は6日、東京電力福島第1原発事故後に原子力規制委員会が策定した新規制基準と規制委の審査を合理的と判断し、請求を退けた。住民側は「国の原子力政策を追認した決定」などとし、最高裁の判断を仰ぐために抗告するかどうか検討していた。

     仮処分申請は2014年5月、本訴訟の原告の一部が申し立てたが、15年4月に鹿児島地裁に却下され即時抗告していた。【杣谷健太】

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