メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ブックマーク

人生を肴に飲む酒は=岸政彦(社会学者)

 仕事で月イチぐらいで沖縄を訪れる。調査と研究のためだが、夜になると酒を飲まなければならない。飲むのも仕事の一環である。

 那覇に行くと、桜坂でよく飲む。観光客でにぎわう国際通りから1本入ったところにある、戦後すぐからの古い飲み屋街で、バラックのような建物がぎっしりと並んで、あやしいネオンが酔客を誘っている。沖縄の復帰前はせまい道をすれちがうことも難しかったらしいが、いまでは寂れて、ひともまばらだ。その上、那覇の一等地なので再開発の魔の手が伸びていて、この街にも広い道路が通り、巨大な外資系のホテルも建設された。しかしその足元では、いまも築60年ぐらいの平屋のバラックのスナックたちが、元気に営業している。

 そのうちの一軒によく行く。つい先日もそこで、共同研究者のU氏と飲んだ。彼はとてもにぎやかな男で、飲…

この記事は有料記事です。

残り452文字(全文806文字)

24時間100円から読める新プラン!詳しくは こちら

いますぐ購読する

または

毎日IDでログイン
毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 特集ワイド 「ゲッベルスと私」 全体主義描いた映画、続々公開 同じ過ちを犯さぬために
  2. 大阪震度6弱 市長、ツイッターで「全校休校」 現場混乱
  3. 介護 職員へのセクハラや暴力が深刻 上司に訴えても「あんたが悪い」
  4. ロシアW杯 日本女性に下品な言葉 コロンビアで問題に
  5. 堺・男性殺害 逮捕の姉、事件前に「練炭自殺」検索

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

[PR]