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あんかけスパ

名古屋めし関東進出 元祖が六本木オープン

ラードで炒めた直径2.2ミリの麺は外がカリッと、中がモチッとした「逆アルデンテ」が特徴だ。手前はエビフライをトッピングした「海老ネーズ」=東京都港区六本木7の「ヨコイ六本木Juppy店」で

 もっちりとした太麺ととろみのついた濃厚ソースが特徴の「あんかけスパゲティ」。この名古屋のご当地グルメ元祖の店が15日、関東進出1号店を東京都港区六本木にオープンする。近年、都内などに進出が相次ぐ「名古屋めし」だが、満を持して登場する老舗が、新規ファンをどれだけ獲得できるか−−。地元の注目も高まっている。【加藤隆寛】

    オープン記念イベントで意気込みを語るヨコイの横井慎也副社長=東京都港区六本木7の「ヨコイ六本木Juppy店」で

     一般的なスパゲティのイメージとは、見た目も食感も大きく異なるあんかけスパ。通常の麺の2倍はあろうかという太麺をラードで炒め、野菜やフライなどを乗せてスパイシーなソースをたっぷりかける。食欲旺盛な「ガッツリ系」男性の人気が高く、名古屋では喫茶店などでも提供される定番メニューだが、他地域でお目に掛かることはあまりない。

     今回、六本木に出店するのは1963年創業の「ヨコイ」。あんかけスパは、先代店主がイタリアのミートソースを日本人向けにアレンジしたのが始まりで、肉や野菜を形状がなくなるまで煮込み、でんぷんを加える。同店では1週間以上かけて仕込むという。

     名古屋市在住のフリーライター、大竹敏之さんは「名古屋めしは味が濃いとよく言われるが、実は『うまみ』が濃いのが特徴。八丁みそなど独特の豆みそに慣れ親しんだ地元民の舌がベースにある」と解説。あんかけスパについても「慣れない人は最初抵抗があるだろうが、食べてみるときっとやみつきになる」と太鼓判を押す。

     「みそカツ」「ひつまぶし」など、名古屋めしは近年、観光においても誘客力の高い「キラーコンテンツ」になっている。同市の人気アンケートでは、名古屋城などを抑えて昨年度まで5年連続で1位。同市や愛知県、商工会議所などは昨年6月に「なごやめし普及促進協議会」を設立し、ロゴマークやパンフレットを作成するなどPRに努めている。

     2005年の愛知万博を機に、約10年前も手羽先の人気店などがチェーン展開を進めて話題になった。大竹さんは「ネットの普及などを背景に、かつてダサいとされた非・東京的なものが『個性的で面白い』と受け入れられるようになってきた。名古屋めしはそうした地方文化の象徴でもある」と、全国的な第2次ブームの到来を予感している。

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