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人工知能で判定 脳活動の特徴検出

自閉症を判別する新手法のイメージ

 他人との円滑な意思疎通が苦手な「自閉スペクトラム症」の人を高い確率で見分ける手法を開発したと、国際電気通信基礎技術研究所(京都府)や東京大などのチームが14日、英科学誌電子版に発表した。医師の問診や行動観察が主流だった自閉スペクトラム症の診断の迅速化や、新しい治療薬の開発が期待されるという。

    専門医の診断と85%一致

     自閉スペクトラム症は、自閉症やアスペルガー症候群などの総称。日本では100人に1人の割合で見られるが、他の精神疾患と区別する客観的な指標がこれまでなかった。

     チームは、自閉スペクトラム症の人の脳の活動を磁気共鳴画像化装置(MRI)を使って計測。得られたデータを人工知能(AI)技術を使って分析し、140カ所に分割した脳内の領域が、どのように関連し合いながら活動しているか調べた。

     その結果、自閉スペクトラム症の人は、16対の領域を結ぶ回路が同じタイミングで活動を強めるなど、症状のない人と比べて結びつきが強いことが判明した。国内3施設で実施した研究では、今回の新手法を使えば、行動観察などで自閉スペクトラム症と診断された人の85%を、正確に判定できたという。

     同研究所の川人光男フェロー(脳科学)は「脳内の16対の回路がどのように活動しているか調べれば、自閉スペクトラム症を見分ける客観的な物差しになる。この回路を標的にした創薬が進歩する可能性もある」と指摘した。【阿部周一】

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