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避難20万人…死者42人、住宅損壊2442棟

大規模な土砂崩れ現場で行方不明者を捜索する大勢の自衛隊員や警察官ら=熊本県南阿蘇村で2016年4月17日午後1時42分、森田剛史撮影

 熊本、大分両県で14日から続発している地震で、熊本県で新たに1人の死亡が確認された。これで犠牲者は42人になった。依然として7人の行方が分かっておらず、警察や自衛隊などが懸命な捜索活動を続けた。2県の負傷者は1063人、うち重傷者は205人を数え、避難者は計約20万人。住宅の損壊が2442棟に及ぶことも判明し、被害が広範囲に及ぶことが裏付けられた。一方、車両が脱線して不通になっている九州新幹線で、高架橋の亀裂が見つかるなど深刻な被害が初めて判明した。【中里顕、曽田拓、取違剛】

 熊本県警によると、17日午後6時ごろ、南阿蘇村で1人が心肺停止の状態で見つかりその後死亡が確認された。県警などによると、同村では7人が行方不明となっており、同村や被害の大きかった熊本県益城(ましき)町などで警察官や消防・自衛隊員ら約2万6000人が捜索や給水活動などを続けている。

 熊本県警によると死者は42人。16日未明の震度6強の地震後、避難者が急増し、最多で18万3882人に上った。県は住宅の損壊状況を初めて発表。全壊が400棟、半壊が1262棟、一部損壊が761棟。南阿蘇村や益城町などは調査ができず、損壊の棟数が増えるのは必至だ。16日に震度5弱を観測するなどした大分県では24人が負傷した。

 国土交通省によると、九州新幹線では少なくとも防音壁の落下が50カ所、高架橋の亀裂が25カ所、ホームを支えるコンクリート柱の破損が約20カ所見つかった。JR九州は脱線した九州新幹線の回送列車(6両編成)の車両を持ち上げ、18日以降レールに戻す予定だが、設備の深刻な被害が明らかになり、「再開のめどは立っていない」(同社)。

 国交省によると、17日朝までに熊本、宮崎、大分、佐賀の4県で、土石流や崖崩れなどの土砂災害が計57件発生した。観光庁は、業界団体を通じて旅館やホテルなどに高齢者を中心とした被災者受け入れを要請し、熊本県内の約1500人分を確保した。熊本港に接岸しているフェリー2隻も、自治体からの要請があれば被災者の宿泊先として利用できるようにした。

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