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熊本地震

エコノミー症候群など震災関連死11人 県公表

エコノミー症候群にならないために

南阿蘇村で捜索続く

 熊本県は20日、エコノミークラス症候群など身体的負担による熊本地震の震災関連死が、県内の4市町で計11人に上ることを明らかにした。熊本地震では、倒壊した建物の下敷きになるなどして47人の死亡が確認されており、一連の地震による死者は58人になった。

 県によると、車中泊や避難所生活などでの身体的負担による病気が原因で亡くなったケースを震災関連死としている。11人の市町ごとの内訳は▽熊本市7人▽阿蘇市1人▽御船町1人▽益城町2人。

 16日の地震で病院に搬送された益城(ましき)町の男女2人がその後に死亡が確認されたほか、17日には阿蘇市の避難所のトイレで亡くなっている女性(77)が発見された。18日には熊本市西区の自宅駐車場の車の中に避難していた女性(51)がエコノミークラス症候群で死亡した。

 県災害対策本部は「地震の被害から逃れた方が避難所などで亡くなり、非常に残念だ」としている。震災関連死とするかどうか最終的に判断するのは市町村のため、県は震災関連死の人数が変わる可能性があるとしている。

 一方、県警は20日、同県南阿蘇村長野の「ログ山荘火の鳥」で19日に発見された身元不明の女性が香川県東かがわ市の鳥居洋子さん(37)と判明したと発表した。鳥居さんは18日に同じ場所で見つかった敬規(たかのり)さん(42)の妻。一方、同村は20日、河陽(かわよう)の高野台団地で安否不明であると判断していた1人が実在しないことが分かったと発表した。鳥居さん発見と合わせ、安否不明者は3人になった。

 高野台団地ではこの日も自衛隊員らが捜索を続け、午前9時ごろ、土砂の中から1人が心肺停止の状態で見つかった。県警などが身元の確認を急いでいる。同村立野(たての)の阿蘇大橋崩落現場近くでは、熊本学園大4年の大和晃(ひかる)さん(22)が被災したとみられるが、2次災害の恐れがあり捜索を開始する見通しが立っていない。

 気象庁によると、九州北部地方は21日朝から昼すぎにかけ暴風を伴った荒れた天候となる恐れがあり、熊本県では多いところで1時間に50ミリ、被災地である大分県でも40ミリの雨が予想されている。地震で地盤が緩んでいることから、気象庁は土砂災害への警戒を呼びかけている。【中里顕、杉山雄飛、田畠広景】

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