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熊本地震

九州道、復旧に時間…二つの橋で数十カ所損傷

九州自動車道に崩れ落ちた橋の撤去作業が進む現場=熊本県甲佐町で2016年4月19日午後2時41分、本社ヘリから矢頭智剛撮影
橋の断面図

 14日から地震が続く熊本県益城町と熊本市東区にある九州自動車道の二つの橋で、橋桁と橋脚の間に取り付けられた「支承(ししょう)」と呼ばれる重要部品の大半が破損していることが、九州大大学院の梶田幸秀准教授(地震工学)の現地調査などで分かった。損傷は数十カ所に上る。復旧工事は長期化が予想され、被災地に大きな影響を与えそうだ。

 問題の橋は、14日に震度7を観測した益城町の益城熊本空港インターチェンジと嘉島(かしま)ジャンクションの間にある秋津川橋(121メートル)と木山川橋(867メートル)。木山川橋の支承は縦約50センチ、横約30センチ、高さ約20センチの台座を上下に重ねた鋼鉄製で、支承は橋脚と橋桁のつなぎ目にある。車が通過する時の振動を和らげる役割があり、橋脚一つに4組付いている。梶田准教授が18日に調べたところ、大部分が本来ある場所からずれていたり、地面に落下したりしていた。

 梶田准教授は「支承は揺れの負担がかかる部分なので損傷しやすいのだろうが、思ったより数が多い。支承が機能しなければ車は橋を走れない。大規模な復旧工事が予想され、通行再開まで時間がかかるのではないか」と指摘する。

 西日本高速道路によると、支承などジョイント部分の損傷が確認された橋は両橋だけで、秋津川橋で2本の橋脚、木山川橋では十数本の橋脚で見つかった。地震による損傷は想定していなかったという。同社九州支社防災対策室は「復旧工事のため橋桁を持ち上げるなど大がかりな作業になる。復旧時期は見通しが立たない」としている。【飯田和樹】

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