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囲碁 井山裕太が7冠達成 史上初

伊田十段を降して7冠を達成し、対局室でカメラマンの要望に応えて指で7を示す井山裕太本因坊=東京都千代田区で2016年4月20日午後5時56分、小出洋平撮影

 囲碁のタイトル6冠を保持する井山裕太本因坊(26)=ほかに棋聖、名人、王座、天元、碁聖=が20日、十段を奪取し、囲碁界では初めて全7大タイトルの同時制覇を達成した。

 井山は、東京都千代田区の日本棋院で打たれた第54期十段戦五番勝負(産経新聞社主催)の第4局で同日午後5時21分、163手で伊田篤史十段(22)に黒番中押し勝ちし、3勝1敗でタイトルを獲得した。

 過去の記録は、井山の6冠以外では2009年に張栩(ちょう・う)九段(36)が達成した5冠(名人、王座、天元、碁聖、十段)が最高。将棋界では1996年、羽生善治名人(45)が7冠を制覇し、社会現象となった。

 井山は13年3月に棋聖を奪取して初めて6冠となった。翌月、十段を失うも同年10月に名人を獲得、再び6冠に復帰。しかし、14年は十段戦の挑戦者になれず、7冠挑戦の機会を逃した。同年12月には王座、天元を相次いで失い4冠まで後退したが、翌15年すぐに取り戻し、三たび6冠に。今期は十段戦の挑戦者になり、7冠に挑んでいた。

 来月9日、広島県尾道市で開幕する第71期本因坊戦七番勝負(毎日新聞社主催)で、7冠達成後初の防衛戦に臨む。【最上聡】

さらに精進

 井山裕太本因坊の話 悔いのないようにやるだけと臨んだ。今の自分の力は出しきれたかなと思う。さらに今後、精進していかなければいけないという気持ちだ。未熟と感じることが多いので、常に少しでもレベルアップしていきたい。

世界一強いと思う

 師匠の石井邦生九段 ミスをした後も気持ちを切らさず、引きずらないのが井山の強さだ。7冠達成までには、負けていた碁を何局か拾っており、強運も備えている。過密スケジュールの合間を縫って出場している国際棋戦でも実績を上げており、世界一強いと思っている。

 【略歴】いやま・ゆうた 1989年、東大阪市生まれ。石井邦生九段門下。2002年、12歳でプロ入り(初段)。09年、史上最年少の20歳4カ月で名人となり、九段に昇段した。通算タイトル獲得・優勝回数は歴代7位の36回。545勝197敗(勝率7割3分5厘)。日本棋院関西総本部所属。

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