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備蓄してよかった…自炊する避難所 西原村

避難所で炊き出しのおにぎりを受け取る人たち=熊本県西原村で2016年4月17日午前8時56分、久保玲撮影

 熊本地震で大きな被害を受けた熊本県西原村の河原地区。ここでは住民が米などの食料を自宅から持ち寄り、自炊しながら避難生活を続けてきた。山に囲まれ清流が流れる静かな農村だったが、16日未明の本震で道路は寸断し、多くの家屋が被害を受けた。

 西原村の河原小にある避難所を訪れると、避難生活を送る人たちが自ら炊き出しを行っていた。避難生活を送りながら炊き出しの責任者を務める緒方伸行さん(57)は「米などを住民たちが持ち寄り、炊き出しを続けています」と話す。この地域は農家が多く、その年に食べる米を自宅に蓄えている人が多いという。

 16日朝から、小学校にあった給食室で炊き出しを始めた。このときはまだ米がほとんどなく、避難してきた約700人が「1個の塩おにぎりを2人で分け」た。翌朝からは多くの住民らが自宅にある米や漬物を持ち寄り、その日の夕方には約300キログラムの米が集まったという。それから3日間は持ち寄った米で乗り切った。19日から救援物資が届き始めたという。

 緒方さんの妻、あゆみさん(55)は「もし食料の備蓄がなかったら3日間何も食べられなかったかもしれない。そう考えると恐ろしいです」と話す。

 あゆみさんは取材の最後に、ひとこと言いたいと切り出した。「わが家も災害用の非常食を常備してたんです。だけど地震で家の中がぐちゃぐちゃになり取り出せなかった。だからみなさんには、災害があっても確実に取り出せる場所に備蓄食料を置いておいてと伝えたいです」【後藤由耶】

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