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毎日メディアカフェ×毎日女性会議

開講 「当時者の視点」持って 情報発信の心構え学ぶ

堀潤さん(左)、神保哲生さん(中央)、下村健一さん(右)の話に聞き入る「毎日女性会議」の参加者たち=東京都千代田区一ツ橋1の毎日ホールで2014年4月13日

 女性の情報発信を支援する「毎日女性会議」(毎日新聞社、NPO法人「8bit News」主催)が13日、千代田区一ツ橋1の毎日ホールで開講した。

 今年度初となる講座には約30人が参加。講師でジャーナリストの堀潤さん、元TBSアナウンサーの下村健一さんに加え、ゲストとしてビデオジャーナリストの神保哲生さんが登壇し、「発信者の心構えを学ぶ」をテーマに意見を述べ合った。

 神保さんは、「ITやインターネットの普及で、これまでテレビ局や新聞が独占してきた情報発信手段を誰でも持てるようになった」と指摘。「市民の立場で『当時者の視点』を持ちながら、多くの人を納得させる『公共性』を持ち合わせることを意識し、情報発信を心がけてほしい」とアドバイスした。

 講座は9月まで月1回開催。グーグル社の担当者からスマートフォンなどを使った動画制作や、講師らから自らの考えを社会に伝える方法を学ぶ。

「発信者の心構え」テーマに意見交換

 スマートフォン(スマホ)など身近なITツールを使っての動画製作の極意や、意見の伝え方などを学ぶ講座「毎日女性会議」が13日、毎日ホール(東京都千代田区一ツ橋)で始まりました。今年度1回目の様子を吉永磨美記者がお伝えします。

 同講座には、スマホやタブレット端末を持参した10~70代の女性約30人が参加した。前半はトークセッションが行われ、講師でジャーナリストの堀潤さん、元TBSアナウンサーの下村健一さんが登壇。ビデオジャーナリストの神保哲生さんをゲストとして招き、「発信者の心構え」について意見を交換した。

 神保さんは「ビデオは新しい言語だと思って向き合ってほしい。活字とは違う独特の文法を持っている」と持論を展開した。また、「ビデオは、画面にいろいろなものが映り込み、盛り込まれる情報が非常に多い。何が映っていて、何が見られているかをコンロトールすることが大事」と動画作りの注意点を説明した。

 堀さんは「情報発信は、ファクト(事実)とオピニオン(意見)の二つに分けられる。オピニオンだけを強調すると反感を買いやすい」と説明。市民が情報発信する心得として、「ファクトをベースに、ファクトとオピニオンを明確に分けて発信していくことが大切だ」と付け加えた。

 また、下村さんは「多くの人に関心を持ってもらうにはどうしたらいいのか、考えながら発信しないとただの独り善がりになる」と問題点を指摘。取材相手や情報の受け手との向き合い方について「受け手の身になって考え、思いやりの心を持って発信してほしい」とアドバイスした。

 後半には、今年1~3月に開催した女性会議のプレ講座で学び、今回も受講する城島めぐみさん(39)が撮影した動画が、民放テレビ局の報道番組などで放映された事例を紹介した。

 神奈川・三浦沖で3月、貨物船同士が衝突し、流れ出たとみられる油が、三浦半島のヒジキ漁に影響を与えている実態を撮影した動画。城島さんが地元で見聞きしたことをきっかけに、現場を取材。被害状況をスマホで動画撮影し、編集もした。

 城島さんは、取材対象者と頻繁に連絡をとったり、行政にも事情を聴いたりした経緯も報告。「動画が広く知られることで、風評被害が出るのではないかなどの不安な面もあった」と述べた。

 このケースについて、下村さんは、市民の情報発信の長所として、取材する側と取材対象の物理的・心理的距離が近いことが多い点を挙げ、「その近さから、おのずと取材対象のことを考えた報道になる。今回の例は、市民の情報発信が持つ特性が表れたと言える」と評価した。

 同会議ではこのほか、参加者がグーグル社のスタッフの指導を受けながら、コミュニティーサイト「グーグル+」の利用方法などを学んだ。

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