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熊本地震

「つぶやき」リアルタイム検索で被災者支援

質問を入力すると回答候補のつぶやきを地図上に表示する「DISAANA」。矛盾するツイートには「注」のマークも

 ツイッター上の膨大なつぶやきを集めて、地震などの被災者が欲しい情報を効率的に検索できるシステムが熊本地震で活用されている。昨年4月から国の研究機関が試験公開しているシステムを活用したもので、今月25日からは、収集対象を従来の日本語ツイートの10%から1カ月限定で全ての日本語のつぶやきに拡大した。総務省も被災者や自治体に積極的な活用を推奨している。

 同システムは、国立研究開発法人・情報通信研究機構の研究機関「耐災害ICT研究センター」などの対災害SNS情報分析システム「DISAANA(ディサーナ)」(http://disaana.jp)。

 ツイッターへのリアルタイムの投稿を収集して分析、抽出する。例えば、地域を指定すると、そこで発生している災害に関連するトラブルを自動的に選択して表示。また、「大雨が降っているのはどこか」「どこが孤立しているか」などの質問を入力すると、回答候補をツイッターの投稿から選び出して、書き込みがあった場所を地図や分類別のリストで示す。矛盾したツイートには「注」マークが付き、デマかどうかの信ぴょう性も判断できる。

 東日本大震災では、ツイッターに有用な情報が投稿されながら、それらを分析・検索する手段がほとんどなかった。それを受け、2014年11月に同センターがツイッター社から提供を受けた東日本大震災後1カ月間の約6億5000万件のつぶやきを分析した分を公開。さらに15年4月からはリアルタイム版を試験的に公開している。

 今回の熊本地震では、総務省九州総合通信局が熊本県災害対策本部にディサーナの活用を呼び掛けており、ツイッター社も被災地支援の一環でデータの100%提供に踏み切った。同センターの大竹清敬・応用領域研究室上席研究員は「常々100%の情報提供を求めていた。これでどのようなワードが上がってくるのかなどのいろいろな検証ができ、よりシステムに磨きを掛けられる」と話している。【錦織祐一/デジタル報道センター】

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