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西原村で縦ずれの正断層確認 東北大教授ら

遠田晋次教授らのグループが熊本県西原村の地表で確認した正断層(中央)=遠田教授提供
縦ずれと横ずれが同時に起きた仕組み

 熊本地震の16日未明の本震で震度7の強い揺れが観測された熊本県西原村で、縦ずれの正断層と横ずれ断層が約2キロの間隔を置いてほぼ平行に走っているのを、東北大の遠田晋次教授(地震地質学)らの研究グループが確認した。同地震について、気象庁は地盤が南北方向に引っ張られる力で断層が横に動いた「横ずれ断層」型としているが、遠田教授らは、部分的に縦方向のずれが別の断層として現れたとみている。

     遠田教授らが24日、国土地理院の航空写真に写っていた地表のひび割れを現地で調べ、断層と確認した。正断層は地盤が引っ張られた時に縦にずれ動く断層。同村では俵山の西斜面で、北西側が最大約1.5メートル落ちる形の縦ずれが2キロ以上延びていた。並走する横ずれ断層でも約1・5メートルの横ずれがみられたという。

     遠田教授によると、本震が起きた時、震源とされる布田川断層帯の地下の震源断層面に沿う形で横ずれと縦ずれが生じ、それぞれが別々に地表に現れたと考えられる。地震のエネルギーが大きかったためで、「スリップパーティショニング」と呼ばれる珍しい現象だという。【飯田和樹】

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