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ブラジル

弾劾決議案、再投票要請…下院議長

ルセフ大統領への支持を表明する人々=ブラジル大統領府で9日、AP

 【サンパウロ朴鐘珠】ブラジルのルセフ大統領に対する弾劾手続きを巡り、連邦下院のマラニャン暫定議長は9日、下院で4月17日に採択された弾劾決議案を無効とし、再投票を実施すると表明した。再投票に伴い、弾劾審議を上院から下院へ差し戻すよう要請したが、上院のレナン議長は拒否し、上下院が対立する事態になった。

 現地報道によると、マラニャン氏は、4月の投票では党議拘束に縛られ自由に投票できない議員がいたなどと指摘。「民主主義を救うため」に再投票が必要だと会見で述べた。だが、法的効力を持つかは不明で、再投票が実現するかは不透明だ。

 上院本会議では早ければ11日にも、弾劾裁判開廷の賛否を問う採決がある。ここで過半数が賛成し、ルセフ大統領が180日間の職務停止に追い込まれる流れはほぼ固まっている。誰もが予期しなかった下院暫定議長の緊急動議だが、レナン上院議長は「民主主義をばかにしている」と一蹴。審議差し戻しには応じないと断言した。

 下院副議長だったマラニャン氏は5日、クーニャ下院議長が汚職事件の捜査妨害を理由に最高裁から職権を剥奪されたことを受け、暫定議長に就いた。マラニャン氏が所属する進歩党は、下院で弾劾決議案の投票が行われる直前に連立与党を離脱。党は弾劾賛成に転じたが、同氏は党の方針に背き反対票を投じた。

 マラニャン氏の決定は10日付の官報に公式に記載される。上院がこのまま審議差し戻しを拒めば、最終的な判断は最高裁に委ねられると現地報道は伝えている。

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